史学科について

史資料を読み解き、多角的に研究を行うことで、歴史を見る眼を養い、現在と未来を考えます。
2年次からは日本史、東洋史、西洋史のいずれかの分野に所属して、より深く学びます。
ゼミでは担当教授による少人数制ならではの、きめ細かな指導を受けることができます。

史学科の教育目標

史学科の4つの方針
■史学科の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
■史学科の教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
■史学科の学生の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)
■史学科の学修成果の把握に関する方針(アセスメント・ポリシー)


史学科の教育目標

史学科は、所定のカリキュラムのもと、以下に示すような人材を育成する。

1.具体的な史料に基づいた歴史学の方法論を習得することにより、歴史学への学問的関心を深め「歴史を見る眼」を持つことのできる人間。
2.史料を博捜しその価値を判断する能力をもち、史料を適切に活用した実践的な研究ができる人間。
3.現代社会、さらには未来への展望をも含めた人類史を、「歴史を見る眼」から判断することのできる人間。


史学科の4つの方針

史学科の学位授与方針
(ディプロマ・ポリシー)

史学科は、所定のカリキュラムのもと、所定の単位を修得し以下に示す水準に達した学生に対し、「学士(文学)」の授与を認める。

1.国際的な視野と、政治・経済・社会・文化などにわたる幅広い歴史知識を得ることによって、現代社会の問題を見る眼を養い、未来を展望することができる。
2.史料の批判的考察から体系的理解に至る歴史学の分析方法を習得して思考力・判断力を培い、自立的に問題を発見・追究・検証することができる。
3.発表・討論において、自分の意見を論理化・体系化して相手に伝え、かつ相手の意見を理解することができる。
4.次世代の教育に歴史学の成果を生かし、また、文化遺産の継承に貢献することができる。

史学科の教育課程の編成・実施方針
(カリキュラム・ポリシー)
史学科では、所定のカリキュラムのもと、教育目標と学位授与方針にそって、以下に示す教育課程を編成している。

1.1年次には教養教育に加え、国際的な視野と幅広い知識を身につけるため、日本史・東洋史・西洋史の概説を設置している。
2.新入生が大学における多様な授業に十分に適応し、その能力を発揮することが可能になるよう、初年次教育科目として「基礎ゼミ」を設置している。
3.2年次以降、日本史・東洋史・西洋史の三専攻に分かれ、演習(ゼミ)を中心とした歴史学の専門的教育に入る。
4.自立的に研究できる能力を向上させるため、演習とともに史料の活用や外書の読解能力を実践的に訓練する授業を設置している。
5.自分の専攻にとどまらず幅広い学識を得るために履修できる多様な講義科目を設置している。
6.4年生は所属ゼミ担当教員の指導のもと、一つの研究課題に取り組み、卒業論文を作成していく。課題を発見し検証していく思考力や表現力を涵養するため、「卒業論文」を学科における学業の集大成として位置づけている。
史学科の学生の受け入れ方針
(アドミッション・ポリシー)
史学科は、各種の入学試験(※)をとおして、以下に示すような能力・意欲等を有する受験生の入学を認める。
※A方式入試、T日程入試、大学入学共通テスト利用入試、指定校推薦入試、付属校推薦入試、スポーツ推薦入試、外国人留学生入試前期日程、帰国生入試。

1.高等学校で履修する国語・外国語・地理・歴史・公民・数学・理科等について卒業が認められる水準で教科内容を理解している。
2.入学後の修学・研究に必要となる基礎的な知識・教養を有している。
3.論理的な思考ができ、自分の考えを明快に表現することができる。
4.史学科の専門分野に深い関心をもち、強い学習意欲がある。
史学科の学修成果の把握に関する方針
(アセスメント・ポリシー)
史学科は、学生の学修成果について、アドミッション・ポリシー(学生の受け入れ方針)、カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施方針)、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に照らして、下記のとおり検証を行う。

1.入学段階において、各種入学試験における成績、調査書等の記載内容等を用いて、アドミッション・ポリシーで求める能力・意欲が身についているか、把握する。
2.初年次における「基礎ゼミ」等での取り組みや成果を通じて、文章読解・資料調査・レポート作成・ディベート等の基礎的なスキルや、主体的な学修態度を身につけたか、把握する。
3.学科の専門科目、市ヶ谷リベラルアーツ科目、文学部共通科目、他学部・他学科公開科目における試験やレポートの成果、アクティブ・ラーニングの取り組みや成果を通じて、専門分野の学問内容や研究方法、幅広い知識や教養、グローバルな問題意識を身につけたか、把握する。
4.ゼミナールにおける研究発表やレポートを通じて、自ら問題を発見して解決していく思考力・判断力・調査力・分析力、自らの考えを論理的に表現できる文章力・プレゼンテーション力、他者と協力し議論しながら多角的に問題をとらえる力や態度を身につけたか、把握する。
5.卒業論文、単位修得状況、成績評価等を通じて、ディプロマ・ポリシーに示すような能力・資質を総合的に身につけたか、把握する。